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日々のつらつらヲタ雑記
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昨日やらないと駄目だったのに出来なかったこと。
・自治会の交通安全委員会総会←ネコに行った後に力尽きていけず。
・ガソリン←夜ご飯食べたら、眠くなって、着替えもせずに寝てしまった模様。

ガソリンは痛かった・・・・!
今日見たら軒並み値上げしてるじゃないさ!
ううーー、昨日入れとけば・・・(涙)


明日すること
・実家の掃除の手伝い。
・バイト先にシフトもらいに行く。
・00の原稿に取り掛かる。

頭を00モードに切り替えないと~。
00が終わったら、鰤の市丸×海燕を書くぞー。仔ギン時代から延々と海燕殿を狙っていた(え)市丸殿の話になると思います。インテに間に合えばいいな。薄い本でもいいからつくりたいよう。
市丸×海燕布教布教!

そんなわけで、プレビューっす。

『・・・・・そんな・・・ッ』

悲痛な叫びが、部屋の喧騒を切り裂いた。

それは聞き覚えのある、声。

響きに距離を感じた。

手の届く場所ではなく、少しだけ遠くだ。

『何故に、どうして!』

『刃に毒が塗られていたと思われます。それが傷口から入り込んだのだと』

鈴の転がるような女性の声が、冷たくてやわらかい。

美しい声。

例え、言葉に一片の救いがなくても。

『壊死を食い止めるだけで、精一杯。・・・・・接合は不可能です』

『しかし!・・・この子は、女の子だ』

女の子なんだ。

ふるえる声が、次第に低い嗚咽にかわる。

『存じております。けれど』

『女の子なんだ・・・こんなに小さい。なのに・・・‥』

どうか。どうか腕を治してやってほしい。

懸命に訴える声を聞きながら、海燕の意識は痛みに、にじんでいく。

おかしな話だが、この時の自分は空鶴の腕がもう、元に戻らないと漠然と知っていて。

『・・・・・この子達には何もない。俺のせいで、すべてをなくしてしまった。なのに、更に腕まで』

『残念ですが、わたくしは万能ではないのです』

申し訳ございません。

『・・・・・この子に、奥方に。そして海燕に、俺はなんと詫びればいい。・・・どう償えばいいんだ・・・』

償い、きれない。

嗚咽よりも激しい咳に、ぼたぼたと何かが畳に零れる音がして。

浮竹隊長。浮竹様。部屋は一気に騒がしくなる。

『浮竹様を綜合救護詰所に』

『・・・・・嫌、だ。俺はッ・・・もどら・・・・・ゲホゲホッ』

『あなたは本来入院中の身です。ここで無駄に命をすり減らして、どうしてこの子達に償えましょう』

『放せ・・・ッ』

『浄気結界にて血を払った後、第三段階まで施術を行っていてください。戻りましたらわたくしが引継ぎます』


喧騒の中、海燕は瞼を閉じた。

己の内に潜りながら、触れられぬ空鶴に、見えない手を伸ばす。

こうすれば、意識だけでも傍にいける。

『償いなど、誰も求めていないのに』

大人達のやり取りが、遠くに遠くに感じられた。

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じゅにあ / jyunia
性別:
女性
自己紹介:
岐阜の片隅に暮らす腐女。
年頃のお嬢さんを持つヲタ友達が欲しい今日この頃。
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