日浮がすすまないーー(涙)
本当に冬コミに間に合うのか俺ーー。
そんなこんなで、アレロク文です。
何だか似たよーーなシュチュが多くて申し訳ないのですが、ぶっちゃけ、してるシーンよりも、その前後がすきだったりします。(読むのは別ですが・笑)
萌えに正直に書いちゃうと、こんなんばっかです。すみません。
それでもいいよーという方だけどぞ。
・・・ロクオンに「ケツ」と言わせるか「尻」と言わせるか、実は物凄く迷ったりしてます(笑)。
ぱちぱちありがとうございます(礼)
滾る熱を出し切って。
全身を駆け抜けた甘い痺れの余韻に浸りつつ、息を整えると、アレルヤは組み敷いていた身体から、ぎこちなく上体を起こした。
最後は気遣う余裕もなくて、抱きしめると言うより、抱きついていたので。
さぞかし重かっただろうと、薄闇の中、様子を伺えば。
汗で額に張り付いた前髪をかき上げる彼の眉間には、縦皺がくっきり刻まれていて。
眼は、まだ閉じたまま、荒い呼吸を繰り返している。
胸に飛び散った白い飛沫を拭おうとしたが、手の届く範囲には己の脱いだシャツしかなく。
仕方がないから、それで拭き取った。(後で洗えば澄むことだ)
「・・・・・」
思わず「すみません」と、唇から零れそうになって、アレルヤは口を噤む。
言い出せない雰囲気があったし、大体、何から謝ればいいのか。
どうしてこんなことになったのか、アレルヤ自身、上手く説明ができなかった。
そろそろ休もうとしていた自分の所に、彼が文庫を借りにきて。
明かりを落とした部屋で、寝台に腰掛て何でもない話をしていたら。
何時しか自分達の間から言葉が消えていた。
「―――――」
彼の眼には、感情が見えなくて。
気付いたら、翠緑色に引き込まれていた。
もしかしたら、自分の眼も同じだったのかもしれない。
互いに吸い寄せられるように、口付けていた。
角度を変えて、深く、貪るようすり合わせて。
快感に、耐久性のない自分が焦れて、彼を押し倒してしまったけれど。
あと数秒、口付けに酔っていたら、彼に抱かれていたかもしれない。
そう思うと今更ながらに、かぁっと頬があつくなる。
しかし。
今の今まで言葉を交わすこともなく、無言でがっついていた己の姿を同時に思い出し、血の気が引いていく。
全てが一方的過ぎて、幾ら優しい彼でも機嫌が悪くて、当然だった。
何と言葉をかけていいのか、下半身を繋げたままの動けないアレルヤに、ロックオンは「抜いてくれ」と、気だるげに言った。
「まさかこの歳になって、野郎にケツを貸すことになろーとは、思わなかった」
シーツを引き上げ、自分の寝台で眠る姿勢に入ってしまったロックオンの言葉に、アレルヤは身の置き場がなくなる想いだ。
ここは自分の部屋なのに、今すぐ逃げ出したい。
やはり、抱かれる側は彼の本意ではなかったのだ。
「・・す・・・すみません・・・」
「――あ?」
ロックオンがシーツを掴んだまま動きを止めて、アレルヤを見た。
突き放すような冷たい眼ではなくて、何時もの、彼だったことに、アレルヤは僅かに救われた気分になる。
どうやら独り言だったらしく、それをアレルヤが聞きとめたことに、ロックオンは少しバツが悪そうに、癖のある髪を掻いた。
そして、寝台に腰掛けるアレルヤに「来い来い」と手招きをする。
「はい・・?」
おずおずと、両手をついて近づけば、ロックオンの腕が伸びてきて、首に絡みつく。
抱き寄せられる形で、再び口付けを交わした。
今度は、触れるだけの優しいもの。
「莫迦だな、謝るなよ。そんなつもりで言ったんじゃないし、嫌だったわけじゃない」
「・・・本当に?」
「当り前だろう。じゃなかったら、押し倒された時にお前さんを殴り飛ばしてるよ」
「でも」
「餓鬼の頃ならいざ知らず、俺は二十四なんだぞ。ちょっと・・・恥ずかしかったんだよ」
まいったな。
言いながら、小さな子をあやすよう自分の髪を撫でるロックオンの隣に、身体を横たえる。
息を深く吸い込めば、彼の使っているシャンプーと汗の混じった匂いが、鼻腔を擽った。
なにげにつづきます
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年頃のお嬢さんを持つヲタ友達が欲しい今日この頃。
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