忍者ブログ
日々のつらつらヲタ雑記
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・・・日浮本なのに、一応日浮本なんですが。
浮竹さんの出番がほっとんどありません。
プレビューだけ読んでると、市日&藍日本みたいです。
・・・ヨン様な藍染隊長は本当に難しかったです。
中巻でもあの薄ら寒い、気持ち悪い科白(褒め言葉です)を言わせないと駄目なのかと思うと、エロまで書く気力がげっそり落ちます・・。
いやもうエロ書く元気がないのかもしれないよ、師匠・・・・。

明日はやっと確定申告に行けるので(こっちが先だろう)、昼行こうと思います。夜は二度目の棚卸っす。
原稿終っても、幼稚園とか小学校とか、卒業までまっしぐらなので、いろいろせわしいですよ。

新刊プレビューもこれでラストです~。
やっぱりノリがね、こう・・・韓流っぽいよ(笑)ヒロイン(え)のピンチに颯爽と現れるヨン様@藍染隊長。
このシナリオ書いたの、絶対藍染様だと思うな・・・・

通り過ぎていく足音に、安堵しつつ、冬獅郎は奥歯を強く噛んだ。優男だと思っていた市丸の腕が、びくともしないのだ。

市丸の冷たい指が、手首に食い込む。

「そない調子悪い時に、隊首会にきはるから」

「……ッ、いっ、」

「十三番隊長はんみたいに、休んだらええのに」

「はな、せ…ッ」

「十三番隊長はん、今日も持病の発作かいなぁ?それとも、八番隊長はんと仲ようしすぎて、出てこられへん。なんてことは、あらへんよねえ?幾らなんでも」

冬獅郎の碧の眼が、強い光を放つ。

背負った斬魄刀が同じ色に輝きながら、カタカタと鍔鳴り。

市丸の目蓋が開いて、藍白色の眼が笑う。

力を爆発させる瞬間。

「いい加減にしたらどうかな。市丸隊長」

自分の殺気も、市丸の気持ち悪い霊圧をも相殺する『存在感』。

だが霊圧も気配も、波ひとつ立たない水面の如く、どこまでも穏やかで。

そんな男は、瀞霊廷広しと言えど、ひとりしかいない。

藍染惣右介五番隊隊長。

雛森桃の、上官だ。

藍染の手が、冬獅郎の手首を握る市丸の手を、掴んでいた。

「これはこれは藍染隊長はん。何ぞ御用どすか?取り込み中、なんやけどなあ」

「こういうやり方は、感心しないな」

「どないなやり方やったら、ええんどす?」

言いながらも、市丸は手の力を緩め、抱いていた肩をはなす。

落ちそうになる身体を、冬獅郎は欄干に腕をかけ、そこに全体重を預けることで、何とか支えた。

「離れたまえ」

「はいはい」

一歩、二歩、三歩と。

市丸が冬獅郎と距離を取ると、藍染がごく自然な動きで、冬獅郎を背に庇う。

「―――――」

こんなことをされたのは、初めてだった。

真央霊術院時代も、席官時代も、冬獅郎は並みの大人よりも、誰よりも強かった。

誰かを庇ったことはあっても、庇われるなど。

屈辱を感じるよりも、呆然としてしまった。

京楽とは違う、広い、大人の男の背中には黒く染め抜かれた『五』の文字。

それに気を取られているうちに、

「ほなな。日番谷はん」

藍染の向こうから、市丸の声だけがして。

やがて風のなかに消えていった。
PR
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
じゅにあ / jyunia
性別:
女性
自己紹介:
岐阜の片隅に暮らす腐女。
年頃のお嬢さんを持つヲタ友達が欲しい今日この頃。
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
忍者ブログ [PR]
"じゅにあ / jyunia" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.