忍者ブログ
日々のつらつらヲタ雑記
22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日から、ずっと本屋の某コーナーの前で悩んでいたんです。
アニメ雑誌を買うべきか、買わないでおくか(笑)
物凄い魅力的な文字が、表紙に並んでるんですよーー!!!!
こ、これは買うべきだろう!!!と、手を伸ばすのですが、理性とか色んなモノが邪魔をして!
いや、お金がないとかそんな理由じゃなくて!
①アニメ誌を買ったことが娘にバレて「なに買ってんの」と冷たい眼で見られたくない。
②娘のヲタ度をこれ以上上げたくない。
③流石にアニメ雑誌を何冊も持ってレジに行きたくない(年がね・・・・うん・・・)。
等々。

ですが。
今日近所の本屋に寄ったら、縛ってなかったんですよー。なので、近所の本屋という危険ゾーンにもかかわらず、思わずにゅーたいぷ立ち読みですよ!!!

・・・・ちょ!ゆ○画のアレルヤとロクオンがッ!!(刹那とティエもいたんですけど・笑)

やややや、やっぱり美人!!!(うう、敗北・・)アレルヤは気持ち細い!
つか、色っぽ過ぎるよ!アレとロク!
あああああ。
私ってやっぱり○ん世代ど真ん中なんだな・・・・CL画のルルみても、全然何も感じなかったのに。

あと、「抱きしめる腕」のおまけを書きました。
ハレ→アレというか、ハレVSロクというかなんというか。
優男で、男前でカッコイイのにいぢめられるロクオンがスキなんだと、ちょっと自分が分かってきました(笑)


肩に、大きな手を置かれた。

首だけを動かして、それを凝視する。

奇麗に切りそろえられた爪先は清潔。

指は長く形良く、無骨過ぎず、太すぎず。

どんな理由があろうと、他者に容易く身体を触れられたくない。

誰であろうと、許せない。

例え、アレルヤが許し、受け入れた相手であろうと。

本来ならば、殴り倒しているところだが、先刻自分は『最大限努力する』と言ったばかり。

ここは我慢をするしかない。

『オンナは、男の手を見る』

アレルヤの読んでいた雑誌に、こんな文句が載っていたのを何故か思い出した。

どんな内容だったのか、殆ど覚えていないが、好意を寄せる男の手や指は、オンナにとって唯の身体の一部分ではなく、特別なモノらしい。

白いだけのヤワな手でもなく。適度に使い込まれた、それでいて美しい男の手。

この男の手は、まさにオンナが好みそうなモノだと思いながら、ハレルヤは視線を元に戻した。

手が美しかろうが無かろうが、ハレルヤにはどうだっていい。

興味がないのだ。

自分の世界はアレルヤ中心に回っている。アレルヤしかいない。

アレルヤだけが、大切。

逆に、相手の美醜に拘る者の気持ちが、ハレルヤには理解できない。

アレルヤの手が美しかろうが、醜かろうが、自分には全く関係ない。

存在を、愛しているのだから。


シーツと肌の触れる音がして、ロックオンが近づくのを感じると同時に、首筋に落ちてきた軽い口づけに、ハレルヤは眉間に皺を寄せる。

確かに優しくしろと言ったが、それはアレルヤにであって、自分にではない。

気持ちが悪い。

「―――何のつもりだ。ロックオン・ストラトス」

首筋から離れた唇は、今度は耳朶を食む。

そして、言った。

「俺は、アレルヤだけでなく、お前さんのことも嫌いじゃあないぞ」


ぶちん。

ハレルヤの我慢は、容易く限界を迎えた。

元々、ハレルヤの許容範囲は恐ろしく狭いのだ。

言葉よりも先に手が出るタイプでもある。


「どういう意味だそれは、ああ?」

怒りのオーラを全身から滲ませながら、ゆっくりハレルヤが振り返る。

鋭い眼光に押されてロックオンがさがると、その頬にハレルヤの肘が見事に決まった。

「ごはっ」

再び派手に吹っ飛ばされた色男の脇に、ハレルヤは仁王立ちになる。

一糸纏わぬ、見事な裸体で・・・だ。

ゴキュゴキュゴキュ、ゴキ。

拳で物騒な音を鳴らしながら、ハレルヤはロックオンの背中を容赦なく踏みつけた。

「貴様・・・余程俺に殺されたいらしいな」

床に突っ伏したままぴくりとも動かない。

うつ伏せに倒れている身体を、爪先で引っくり返す。

「はん」

完全に気を失った男を冷たく見下ろすハレルヤに、憐憫の情は一片もない。

アレルヤが五月蠅いから我慢してやっているだけなのに。

『この優男、調子に乗りやがって・・・』

本当に殺してやろうか。などと考えていると、頭の中に声がした。

ちっ。と、ハレルヤは舌打ちする。

『―――ハレルヤ?あれ・・、どうか、したの・・・・ロックオンがッ』

アレルヤが眼を覚ましたのだ。

タイミング、最悪である。

『ロックオン!?ハレルヤ、彼に何を!』

「喧しい。黙れ、アレルヤ。何もしてねえよ」

重々しく溜息を吐き、ハレルヤはシーツと毛布を、ロックオンの上に乱雑に落とす。これがアレルヤなら、丁寧にかけてやるだろうが(それ以前に、床に寝かせたままなどありえない)ハレルヤには、これが精一杯。

最大限の譲歩である。

「これでいいだろう」

『・・・でも』

「帰るぞ」

散らばった衣服を拾い集め、身に着けていく。

もう少し。

アレルヤがこの男に絶望するまでの間、生かしておいてやるか。


口端を吊り上げて、ハレルヤは悪魔の如く微笑んだ。





終劇

PR
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
PASS
TRACKBACK
TRACKBACK URL
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
じゅにあ / jyunia
性別:
女性
自己紹介:
岐阜の片隅に暮らす腐女。
年頃のお嬢さんを持つヲタ友達が欲しい今日この頃。
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
忍者ブログ [PR]
"じゅにあ / jyunia" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.